大至急エンジニアを採用したい IT 企業 × ハイスキルな海外在住フリーランス【事例】 Article Image
2023.10.26# Case Study

大至急エンジニアを採用したい IT 企業 × ハイスキルな海外在住フリーランス【事例】

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企業とフリーランスの協業は多種多様。成功の形はまさに出合いの数だけあります。その一例を紹介する「企業とフリーランスの幸せな協業」シリーズ、今回取り上げるのは、Fashion × IT で新たな価値の提供を目指す株式会社 Makip(メイキップ)の事例です。

ファッションブランドの EC サイトで、簡単なアンケートに答えるだけで最適なサイズが判定され、着用感をシルエットで確認できるサービスを見たことはないでしょうか?これは Makip が提供する unisize(ユニサイズ)というサービスで、 すでに270社に採用されています。

2023年に Makip は unisize の大規模リニューアルを決定。その際、大至急フロントエンドエンジニアを増やす必要が生じたのですが、そのニーズを満たしたのは意外にも海外在住フリーランスの採用でした。

そこに至るまでにはどんな経緯があり、チームはこの協業から何を得られたのでしょうか。Makip のエンジニア/CTM の本庄未来さん、営業/VSOP の佐々木隼人さんに聞きました。

🏢株式会社 Makip 「IT で不可能だったことを可能にする」をミッションとし、Fasion × IT を通じて世界に対して新たな価値を提供する企業。社名の「Makip」(メイキップ)は、「Make "IT" possible」から。主力サービスに「unisize」があり、導入企業は270社。サイズレコメンドシステムとしては日本で最大の規模を誇る(2023年9月現在)。 https://makip.co.jp/

サイトリニューアルのため急遽増員を求めるも、エンジニア不足で正社員採用に苦戦

ーーこの協業が実現する前、どんな課題やニーズを抱えていたのでしょうか?

佐々木:それまでの unisize が優先していたのはユーザーにとっての機能性でした。しかし、今後獲得したいユーザーの視点から考えると、ファッションブランドのパートナーとして相応のデザインが欠かせない。それで unisize を大幅にリニューアルすることにしました。

言うのも少し恥ずかしいのですが、僕たちには小規模な開発の経験は豊富でも、1年を要する大規模なプロジェクトの経験はほとんどありませんでした。それで今すぐ動けるフロントエンドエンジニアが必要になったんです。

本庄:最初は正社員の採用を考えたのですが、エンジニアは多くの業界で非常に人気があり、希望するような人材はなかなか見つかりません。正直、焦りました。

佐々木:それでも既存のチームとうまく連携しながら、今すぐ活躍できる人材を何とか見つけなければいけない。それで Sollective(ソレクティブ)に相談したんです。

短期間で要望を汲み、想像を超える提案をくれたのは Sollective だけ

ーー今すぐフロントエンドエンジニアが必要という状況のなか、Sollective からの提案はどうでしたか?

佐々木:時間が限られていたなか、求めるフロントエンドエンジニアの要件をチャットで伝えたところ、すぐに具体的な提案がもらえました。多数のフリーランスを紹介するのではなく、むしろ厳選されていた印象ですね。

僕は提案された内容に納得できない場合、「それは違うと思いますよ」とはっきり伝えます。そんな場面でも、Sollective は僕の意見や要求を理解し、納得のいく提案をしてくれました。

それにほかのサービスと違い、Sollective はチャットべ―スのコミュニケーションが主なので、迅速にやりとりできる点が非常に助かりましたね。

Makip 営業/VSOP の佐々木隼人さん

Makip 営業/VSOP の佐々木隼人さん

ーー当初から海外在住のフリーランスを考慮に入れていたのでしょうか?

佐々木:いえ、まったく!スペイン在住のエンジニアの提案を受けたとき、驚いて「え?スペイン在住ですか?」と尋ね返したほどです。僕たちが自分で探す場合、海外在住の人は選択肢に入りません。Sollective に依頼したからこそ、僕たちの予想を超える人と出会えたんだと思います。

本庄:フリーランスの在住国にかかわらず、幅広く提案してくれるのはそれだけネットワークが広いからですよね。今回のフリーランスはスペイン在住でも、日本語でコミュニケーションできると聞いたので、それならたしかに選択肢に入るなと気づきました。

今後海外のフリーランスとお仕事できるようになると開発チームとしても可能性が広がります。なのでこの機会にぜひ協業してみたいと思いました。

ーーそのフリーランスとの面談はどうでしたか?

本庄:業界の経験年数に比べてしっかりされていて信用できる方だなと感じました。エンジニアを採用する場合、たった1時間の面談ではその人のスキルが私たちの期待値に見合うレベルかどうか判断しきれません。ですから面談で重視したのはコミュニケーション力です。スキル経験がやや不足していても、協業中にコミュニケーションを取りながら不足分を伸ばしていけそうな人を見つけられれば、という気持ちでした。

今回はスペイン在住の方でしたから勤務体制はフルリモートになりますし、時差も発生します。その分やり取りがちょっと心配だったのですが、その方はコミュニケーションをしっかり取ってくださっていたので好印象でしたね。

Makip のエンジニア/CTM の本庄未来さん

Makip のエンジニア/CTM の本庄未来さん

同じチームの「仲間」として協業する姿勢が信頼関係を築く鍵

ーープロジェクトが始動してからの印象を教えてください。

本庄:今回の協業は大成功でした。社内のスキルが高いメンバーにヒアリングしたのですが、「すごく筋がいいです、できれば長い期間お願いしたい!」という話が誰からも出てきたほどです。このように信頼できるエンジニアと協業できて本当によかったと思います。

ちなみに今回の方は、プログラムを実装するだけではなく「ちょっと作ってみたんですけど」「ここは使えないのでこの辺はこんな風に変えたほうがいいですよ」といった提案を自発的にしてくれました。ここが我々の期待を上回った大きなポイントだったなと思います。

ーーフリーランスからチームに積極的に貢献する姿勢が、信頼関係につながったのですね。

本庄:そのとおりです。エンジニアの立場から言うと、タスクをひたすらこなす人よりも、同じチームの仲間としてプロダクトを開発したいと思っている人と協業したいですね。そもそも言われたことを言われたとおりにやるような会社ではありませんから、一緒にプロダクトを育てていこうというスタンスの方と働きたいと思います。

今回の方はプロフィールから以前にも似たような開発をした経験があることがわかっていたので、チーム開発でも大丈夫だなと思っていましたが、本当に期待を上回る大活躍をしてくださいました!

企業自身が柔軟に変わることで、採用の人材プールが広がる

ーー今回の協業を通して、何か新たな発見や気づきはありましたか?

本庄:フリーランスの方はスキルだけでなくさまざまな開発経験をお持ちだったので、業務のなかでその話を聞くことが開発チームのスキルアップにつながるなど、よい影響がありました。エンジニアにとってスキルアップしたい気持ちは常にあるものの、正社員として働く場合その時間は限られるのが現実だと思います。今回のように、フリーランスの採用によって双方が高めあう関係を築ける体制は理想的だと感じました。

佐々木:あとは今回の協業を通じて、フリーランスを探す際に「日本語が使えること」や「日本在住であること」を絶対条件として絞り込むのはもったいないと気づきました。僕たち自身が変わることで、さらなる協業の可能性が広がったと感じます。

Makip はこれから海外展開も視野に入れています。今回の協業は、どこの国の人とでも、また日本語以外の言語でも協業できる体制を整えるいいきっかけになったと思います。

ーー本日はありがとうございました!

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