新サービスのアプリ製作プロジェクト × 挑戦の場を求める経験豊富なデザイナー【事例】
企業とフリーランスの協業がうまくいくとき、そこにはどんな採用過程があり、どんなメリットが生まれるのでしょうか?実際の事例を通してその答えを届けるのが「企業とフリーランスの幸せな協業」シリーズです。
今回取り上げるのは、オンラインスクールを運営する株式会社ハグカムとアートディレクター/UI デザイナー高松憲司さんのケースです。
子ども向けアプリの公開を4か月後に控え、急遽 UI デザイナーを探す必要に迫られたハグカム。焦るなか Sollective を通して出会ったアートディレクター/UI デザイナーの高松さんは「まさに探していた人材だった」と、ハグカム代表取締役 CEO の道村弥生さんは熱を込めて語ります。
そんな2人に、契約までのプロセスや実際に協業して得られたメリットについて聞きました。
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12日間のスピード契約で企業は人材不足を解消し、フリーランスは挑戦できる仕事を獲得
ー 今回の協業の背景を教えてください。
道村:ハグカムでは、もともと子ども向け英会話のオンラインレッスンを提供していたのですが、2022年に新たなジャンルのサービスを始めることになりました。それがオンラインダンススクールの「カラダンス!」です。
実は「カラダンス!」の開発当初、ほかに依頼する予定だったデザイナーがいたんです。しかし公開まで4か月と差し迫ったタイミングでその人が稼働できないとわかり、焦っていました。
そこで、Sollective を使ってデザイナーを募集することにしたんです。
高松:私が Sollective に登録したのは、ハグカムさんと出合う2か月ほど前。Sollective から直接連絡をもらったのがきっかけです。
Sollective にはハイクラスのフリーランスのみが登録できると聞いて、認められているのだとうれしく感じました。でもほかのクラウドソーシングなどのフリーランス向けプラットフォームでは業務内容や報酬面で満足できる案件が少ないと感じていたこともあり、正直なところ Sollective もどうなんだろう、と思ってはいました(笑)。
ー 今回の協業が決まるまでとてもスピーディだったと聞きましたが、どのように契約まで進んだのでしょうか?
道村:採用までの期間はこれまでで一番短かったと思います。Sollective を利用し始めてから12日後には採用が決まりました。
実は、Sollective を通じて最初に出会ったのが高松さんなんです。ほかに制作会社への発注も検討していたんですが、高松さんのことを知ってすぐに仕事をお願いしたいと思いました。
ー すぐに協業したい相手だと感じた理由は?
道村:まず Sollective でのプロフィールがとてもしっかりしていました。ポートフォリオでは文章だけでなく実際の成果物も確認できたのも信頼度が高かったです。私はデザイナーではなくビジネス側の人間なので、直感でわかる視覚的な情報は参考にしやすく助かりました。
高松さんは20年のキャリアを通して、大手企業の案件も含めさまざまな経験をお持ちです。私たちが求めていたアプリデザインの経験も申し分なく、実績を考慮すると見積もりもお願いしやすい金額でした。
また急ぎでの募集のなか高松さんの反応スピードが速かったのも大きかったです。
ー 高松さんは当時 Sollective に登録して2か月ほど。まだ様子を見ていた時期かもしれませんが、ハグカムさんの案件を知ったとき、どのような印象を持ちましたか?
高松:登録してからは、Sollective のスタッフさんとのやり取りのなかでちょくちょく仕事状況を尋ねられるなど、気にかけてもらっていると感じていましたよ。
ハグカムさんの案件は Sollective からのおすすめ案件の紹介メールで知り、すぐに応募しました。
まずはオンラインでダンスレッスンというのが革新的で、成功したらおもしろいなと思いました。いつも新しいことを学びながら挑戦しつつビジネスに貢献したいと考えているので。
加えて、子ども向けアプリのデザインを担当したことがあったので、ハグカムさんの案件ではその経験を生かせるなと。
スムーズなやり取りで高品質なデザインがすばやく実現
ー 実際にプロジェクトが始まってからはどうでしたか?
道村:高松さんは、コミュニケーションなどのビジネススキルも期待を大きく超えていて、なぜこのレベルの方が新しいプロジェクトを探していたのか思わずご本人に尋ねてしまったほどです。
高松:いえいえ、おもしろい案件はいつでもどんどん挑戦したいですよ。
道村:大まかな要望でも汲み取って提案してもらえたのでとても助かりましたし。おかげでプロジェクトがスムーズに進み、納期にも間に合いました。
高松:こちらこそ、ハグカムさんからの依頼は要件がしっかりまとまっていたのでありがたかったです。
「カラダンス!」アプリは子どもに加えて保護者も操作する場面があるので、ユーザーが途中で切り替わる点で特殊だったと思います。画面ごとに精査してバランスを考えるのは新しい挑戦でした。でも依頼内容が整理されていたおかげで、苦労することなくフェーズに合わせた提案ができたと思います。
スタートアップはエネルギッシュで熱い思いを持つ方が多く、ハグカムさんもそうです。私としては「取引先」として対応するというよりは、チームの一員になった気持ちで臨んでいました。
熱い会社さんは一緒に働いていて本当に気持ちがいいですし、これは頑張らなければいけないなと思えます。その点でも、今回はとても貴重な経験になりました。
ー わかりやすいアプリデザインに加え、色使いやかわいいイラストも素敵です。
道村:ロゴやブランドイメージも含めて、仕上がった UI デザインはとても気に入っています。
高松:実はイラストも私が制作しました。一貫して担当できたので、早い納品につながったと思います。
プロジェクトを経て長期的な協業へ。信頼しあえる関係に
ー アプリのリリース後も協業が続いているようですね。
道村:そうですね。実は採用のとき、よいデザイナーに出会えたら長期的におつき合いしたいと考えて臨んでいたんです。高松さんには、アプリのプロジェクト終了後も LP の製作などを依頼しました。
高松:あとはアプリ立ち上げ後の改修も何回か担当させてもらいました。また何かありましたら、いつでもお待ちしています!
ー 最後に、企業とフリーランスの読者にメッセージをお願いします。
道村:今回は高松さんという期待以上の方に出会えました。フリーランス協業は、短期間でも優秀なエキスパートを採用できる点が大きな魅力だと思います。
またスタートアップでは新しい事業に挑戦しながらも、実績に見合ったコストに調整していく必要があります。そうした状況に合わせて柔軟に人材を確保をするうえで、フリーランス採用は大きなメリットがあると思います。
高松:ハグカムさんもそうですが、Sollective には質の高い企業が揃っているので、フリーランスが仕事を見つけるプラットフォームのなかでも使っていて安心感があります。今では仕事のある程度の割合は Sollective を通して受けるようになりました。
そして大事なのは、とにかく気になる案件にはすぐ応募する、ということですね。応募しないと何も始まらないので。
ー 本日はありがとうございました!