会社員未経験でフリーランスに | デザインコンサルタント TaichiSekiguchi さん Article Image

会社員未経験でフリーランスに | デザインコンサルタント TaichiSekiguchi さん

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企業で活躍するプロフェッショナルフリーランスの皆さんは、一体どのようにして今の成功をつかんだのでしょうか?

その秘訣を探るべく、Sollective(ソレクティブ)のブログではさまざまな職種のフリーランス5人にインタビュー。初回はデザインコンサルタントの TaichiSekiguchi さんに、フリーランスになった経緯、仕事の取り方や進め方、フリーランスを検討している人へのアドバイスなどを聞きました。

フリーランスに興味のある皆さんや、成功への道筋を知りたい人は必見です。

🎥 TaichiSekiguchi 武蔵野美術大学工芸工業デザイン学科インテリア専攻卒業。デザインファーム good Inc.の経営および、東京デザインテクノロジーセンター専門学校にてデザインシンキングの講師や root Inc. の DPM を兼任。

ーー自己紹介をお願いします!

関口太一と申します。デザインコンサルタントとして仕事をしています。

企業の新規事業の立ち上げ時や、すでに立ち上がった事業でデザインアウトプットの形が決まっていない状態から入り、一緒に戦略などを立てつつ、最終的にアプリやウェブサービス、空間、電化製品など、ジャンルに関係なく企画から最後の実行まで伴走しています。

また自分の会社もやっているので、たとえば映像を作る必要があるときは、映像が作れるフリーランスのメンバーと協力して映像を作ることもあります。また事業の立ち上げのなかで実際にプロダクトとかサービスも作りますし、最終的には PR やマーケティングの素材のデザインも手掛けるなど、トータルでデザインをコーディネートしています。

ーーフリーランスを始める前のお仕事は?

僕、一度も企業に就職したことがないんです。在学中に起業して、フリーランスになって、もう一度今の会社を起業したので、フリーでやった時期も長いと言えば長いですね。本当に5~6年ぐらいはやっていました。

大学のときから「もう絶対就職しない」って、何の根拠もなく。すごく大変でしたけど。最初からフリーか、みんなで起業するかどっちかの選択肢しか考えていなかったですね。

ーーフリーランスを始めて周りの視線は気にしませんでしたか?

多分鈍感だったのか、まったく気になってなかったです。クリエイティブ系なので、割とそういう人っているんですよ。そんなに驚かれないけど「大丈夫なの?」みたいな反応はありました。親もそこに対して理解あったんで、特に心配はしていない感じでしたね。ただ、ほかの人に自分の仕事を説明しても理解はされないのはありました。

ーー基本的にチームで仕事を受けているのでしょうか?それとも個人で?

バイネームでお仕事することが多く、僕しかできないものは僕が引き受けます。そのあとでたとえば「映像を作りましょう」とか「ウェブサイトを作りましょう」となったときに、それを作れるメンバーをアサインして進めます。

ーー会社のメンバーとはどのように仕事をしていますか?

会社自体は今年で6年目になるんですけど、まだ社員はいなくて業務委託のメンバーが7人ぐらいハーフコミットみたいな感じで入り、動いているプロジェクトを一緒に回してくれています。契約上は全部法人にしているんですけど、僕1人で動く案件が6割ぐらい。そういう形でバランスを取ってやっています。

(プロジェクトには自分が)上流から関わり、最終的なアウトプットはチームみんなでやる形が多いですね。コンサルとデザイン制作会社がセットになっているので、コンサルを僕がやり、最終的なデザインアウトプットをメンバーが一緒にやるという感じ。

ーーフリーランス側と採用側の双方の経験がありますが、フリーランスの強みとは何でしょうか?

フットワーク軽く動けるので、フィジカルの部分で結構融通が利く感じがあります。(フリーランスは)チャンスを逃さないイメージがありますよね。自分がこうやりたいと思ったこととか、挑戦したいものに次の日から即関わることができるのは、フリーランスだからこそかなと思います。

逆に、フリーランスと一緒に仕事をするうえでよいところは、プロジェクトベースでチームを組むので採用側としてやりやすい点ですね。定常的に同じ仕事がずっとあるわけじゃなくて案件ベースで仕事するので、フリーランスの方が組みやすいというのはありますね。

ーーあなたにとって Sollective の魅力とは?

コミュニティは一番活発なんじゃないかなって思いますね。フリーランスのコミュニティやエージェント的なことをやっている会社は結構いっぱい知っているんですけど、(Sollective は)一番活発なのかなという気がします。力を入れてるなっていう印象です。

コミュニティがちゃんとデジタル上にあるというのを認識できるっていう意味だと Sollective が一番そうかな。他社サービスでもとりあえず Slack を作って各々が会話して、みたいなところはあるんですけど、コミュニティマネージャーがいるわけじゃないから放置プレーみたいな感じですね。

ーーコミュニティのよさとは?

(フリーランスで仕事をしていると)能動的にやらなきゃいけないっていう強迫観念はあるんですけど、1人でやってるがゆえにうまくバランス取るのも難しいから、誰かが介入してちょっと背中を押してもらえるっていうのは結構でかいんじゃないかなと思いますね。フリーランスっていう立場で言うと。

ーーフリーランスを検討している人へのアドバイスはありますか?

基本的に1人でやるので、組織に属さないことをどう捉えるかが、フリーランスにとって結構重要かなと思っています。「身軽ではあるけれども、守ってくれる人はいない」という状況を、「身軽に生きるがゆえに、能動的にいろんな情報とか知識を得られる」っていう意味で捉えると、成長のスピードも速いですし。

(フリーランスは)崖っぷちとまで言わないですけど、常に責任とバランスを取らなきゃいけないので、そこで生き残れるんだとしたら、多分成長スピードがぐっと速いと思いますね。普通に会社にいるよりも。

ただその部分への興味だけでやると多分結構痛い目に遭うので、そこのバランスは賭けみたいなものですよね。確実に成功するものでもないけど、あくまで自分がやりたいライスワークとライフワークみたいなところのバランスを取る意味で、(自分にとっては)フリーランスの方が絶対いいかなというところではありますね。

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