50代でフリーランスになった動機は恩返し| コンサルタント skemmochi さん Article Image

50代でフリーランスになった動機は恩返し| コンサルタント skemmochi さん

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9月から毎週お届けしてきたプロフェッショナルフリーランスへのインタビュー。最終回に登場する Sollective 認定フリーランスは、コンサルタントでエグゼクティブコーチの skemmochi さんです。

🎥 skemmochi 事業会社に加え、業務コンサル、組織コンサル、コーチの経験を生かし、経営者目線で事業課題解決と戦略実行のための変革を包括的に支援するパートナー。クライアントの悩みに耳を傾け、その優先順位づけから実行まで並走する。

ーー自己紹介をお願いします!

釼持祥夫です。仕事はいまフリーランスのコンサルタントをやっています。事業会社半分コンサルティング会社半分みたいな感じでずっと勤めてきていて、去年の11月にフリーランスになりました。まだフリーランス歴半年くらいですかね。

フリーランスになる前は、コンサルタントの方が長くてお客さんの業務改革だとか、組織変革だとかのお手伝いをしていました。あとはちょっと変わったところだとデジタルトランスフォーメーションとよく言いますけど、ビッグデータ分析の会社にいたこともあるので、「データを使って具体的にどうするんだっけ?」みたいな話とか。

コンサルティング業界ではどちらかというと、組織として何かをやるっていうよりも「1人1人のピンの力で(仕事を進めていく)」という性質があります。そのため1人で動くことも多く、お客さんのところで案件を広げてチームをだんだん作ってとか、そんなことをずいぶんやってきました。

ーー独立した理由を教えてください。

いわゆる大手のコンサルティング会社は、日本の本当に大きい企業しか相手にしないんですね。(それ以外からは)お金を取れなくなってきているから。でもそれよりもちょっと下ぐらい(の規模)で、実力があるんだけどコンサルティング会社に相手にされてない、ないしはお金がそこまで出せない会社はたくさんあって、そういうところをお手伝いする可能性がすごいあるんじゃないかなとずっと思っていました。

(それで会社員時代から)個人的に知り合いの会社をちょこちょこっと手伝っていたんですよ。経営者に寄り添うっていうか、経営者と一緒になって走る存在として。そうして経験のあるフリーのコンサルタントが横にいれば、経営者の支援になるだけじゃなくて、その会社が次の一手を考えて試行錯誤をするときも、(その一手を)より確実なものにできる。(独立すれば)そういう大きなインパクトを実は出せるんじゃないかと思っていたんです。

年齢的なところももちろんあるんですけど、フリーのコンサルタントって今増えてきているので、マーケット的に熟しているこのタイミングで自分がそっちに行くのがおもしろいかなと。(大手コンサルティング会社のように)いきなり何億と請求するのではなく、自分のフィーだけでお客さんの会社にインパクトを出して変革を一緒に生み出したかったし、今がやるタイミングだなと思ったので、去年フリーになりました。

ーーどんな案件を受注していますか?

フリーのコンサルタントのマッチングを手がける会社っていくつかあるんですよ。そこに登録して紹介っていう形でとりあえずはスタートしているんですが、今の日本でフリーランスコンサルタントのマーケットはできてからそんなに日が経っていないのでビジネスチャンスは多いと思っています。なので、いろんなお客さんを獲得したり、お客さんと一緒にターゲティングしたりなどを通して(自分にとってのベストな形を)模索すべく始動している感じですね。

ーー独立後のキャリアの目標とは?

フリーランスコンサルタントとしては、中規模企業の経営者に寄り添ってその人たちの壁打ちをしながら、その会社の未来を一緒につかみ取る存在でずっとあり続けたいと思っています。あとは今、コンサルティングファームのパートナー経験者で会社を辞めた人が結構多いんです。パートナーっていうのはポジションで言うと一番上ですね。で、当たり前なんですけど50~60歳ぐらいで卒業しても身体はピンピンしてるわけですよ。それでみんな口を揃えて言うのは、いろんなことを経験させてもらったし、お客さんに育てられた部分も大きいし、その恩返しも踏まえてお客さんにちゃんと貢献する仕事をしたいよねと。そんなコンサルタントと、支援のニーズがあるお客さんをマッチングするという仕事もやっていきたいと思っています。

ーーフリーランスを検討している人へのメッセージをお願いします。

日々の生活がちょっと不安という気持ちは、間違いなくあると思います。コンサルティング会社でそれなりのポジションに就くと世間一般よりもはるかに稼いでるわけで、その人たちが独立するとギャップを感じることはいろいろとあると思うんです。でも全然違うことが実現できる、おもしろいことができるよとは伝えたいですね。

踏み出すと「こうすればよかった」「ああすればよかった」っていうのはフリーランスなので日々あるんですけど、逆にそれがおもしろいですよね。「え、こんなことが起こるんだ」みたいな話とか。それこそ、その過程で Sollective と出合うとか。今までにない出会いや動きがあって日々刺激になっていて、恩返しをしてるっていうよりも新しい元気をもらえていますね。

ーー今後 Sollective に期待することは?

結構クリエイティブデザイナー系とかマーケティング系(と私が理解している企業)が多いですね。この系統が日本では評価されていないのか、何かがうまく機能していないのか、ないしはお金を出してくれる人が少ないのか。そんな企業と二人三脚で新しいものを作り出すことができればおもしろいと思っています。コンサルタントとしての稼働がどうとか、そこでいくら稼ぐっていう話は生活もあるので大事ですけど、それだけではなく違う世界を作るっていう意味で関わり続けるとおもしろいかなと思っています。

Welcome to Sollective! We're a Japanese startup committed to 'proving the real value of freelancing'. Our platform is designed specifically for improving freelance in Japan. We're here not only to support freelancers in finding their perfect career path but also to educate Japanese companies in adopting agile organizations. Want to learn more? Learn more in the links below 🔗

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