【メンバー紹介】グラフィックデザイナー松村玲来 - カナダへの高校留学に新卒フリーランス、挑戦しつづけるバイタリティの源とは?
Sollective では、グローバルで多様なバックグラウンドを持つメンバー主導でフリーランス&副業人材と企業の双方にとって役立つプラットフォームを提供しています。そんな私たちのことをもっと知ってもらうため、note で各メンバーの経歴や想い、取り組みについてお伝えしていきます。
今回紹介するのは、Sollective のグラフィックデザイナーとして、note やオンラインイベントの告知グラフィック等、幅広くグラフィックデザインを担当する松村玲来(以下 Lera)。
彼女は23歳(※)の若さでフリーランスとして活躍し、徐々に活動の場を広げています。そんな彼女の経歴やスキル、そしてそのバイタリティの源を探りました。
※2022年1月時点
Lera の「Sollective プロフィール」を公開
まずは Lera の Sollective プロフィールに沿って紹介していきたいと思います。
この画像は Sollective プロフィールページのメインビジュアルをそのまま公開しているのですが、メインビジュアルの情報に加えて、スキルや職歴などを確認することができます。
▶︎TOP SKILLS Lera のトップスキル(最も得意とするスキル)から紹介していきます。
物を作ることや落書き、サイケな柄のような絵を描くのがもともと好きだったという Lera 。音楽やアートも好きで、自然とクリエイティブな仕事に興味を持ったといいます。
グラフィックデザインを選んだ理由について彼女は「絵は好きですが、実はあまり得意ではないです(笑)」と語ります。
「アーティストになれるとは思いませんでした。でもグラフィックデザインなら、ビジネスとアーティストの中間であり、クリエイティブ。とても魅力的だと思って、その道を選びました」
現在フリーランスとして活動する彼女は、ソーシャルメディアのグラフィックからパッケージデザイン、イラストまで様々な方面でスキルを活かしています。
それでは現在に至るまでの彼女の経歴を見ていきましょう。
▶︎学歴・経歴 日本で生まれ育った Lera ですが、小さい頃から海外への憧れは強かったそう。
14歳の時に単身でアメリカのロサンゼルスへ短期留学後、高校3年生の時にカナダのバンクーバーに留学。高校卒業後、バンクーバーの学校でグラフィックデザインを学びました。
学校在籍時からフリーランスに興味を持っていた Lera 。会社員のように安定した給与をもらえないリスクはありつつも、「いつでもどこでも好きなところで働きたい」「会社のルールに縛られず、自分のペースで仕事がしたい」という価値観で、フリーランスとしてのキャリアを意識していったといいます。
しかしフリーランスになりたての頃について彼女は「最初はポートフォリオも少なく、自分のウェブサイトすらありませんでした。フリーランスについて何も分からない状態からのスタートだったので色々と大変でした」と語ります。周りにフリーランスとして働く人もいなかったため、本や YouTube などを通して独学で理解を深めていったそう。
学校を卒業する2020年に、Vancouver Fashion Week でボランティアを経験し、フリーランスへ。はじめは小規模の仕事や短期間のプロジェクトが多かったものの、徐々に大きな仕事を頼まれるようになってきたといいます。
Lera’s interview | 失敗してもまた挑戦すればいい、やりたいことだから頑張れる
ここからは、Sollective のプロフィールには載っていない Lera のバックグラウンドや、Sollective のチームメンバーとしての想いなどについてもっと深く掘り下げていきます。
── 14歳で短期留学してからほとんどを海外で過ごしていますね。もともと海外志向は強かったのですか?
小さい時から家族で海外旅行をしていたこともありますが、洋楽や海外ドラマが好きで外国に興味を持っていました。
それと、日本の学校ではいつも先生に怒られたりしていたのですが、外国の学校だったらきっともっと自由で楽しいのかな、と思っていました。そういったところから、「外国で学校生活を送ってみたい」という憧れを抱きました。
14歳の時にロサンゼルスへ短期留学したのですが、そこで外国の魅力を改めて感じました。高校生になったら絶対に留学したいと思い、留学ができるという条件で高校を選びました。
── 海外生活を経て気づきはありましたか?
自分が育ってきた場所とは違う環境に行くと、当たり前なのですが色々な人がいて、全然知らない世界が広がっています。
そこで「常に何か新しいものを学ぶ」という姿勢でいることはとても大切だと感じました。
海外に限らず、どこにでも新しいこと、知らないことがたくさんあって、どんなことからでも学べることがある。仕事にも通じることだと思っています。
── フリーランスという働き方も Lera にとってまったく新しい世界だったのでは?
そうですね。周りにそういった働き方をしている人が誰もいなかったうえ、学校で先生に「フリーランスは難しいと思う」と言われたこともありました。
私自身、旅行が好きでバックパッカーをやってみたいとずっと思っていて(結局まだできていないのですが)、 どうしたら旅行しながら生活できるか、などをよく動画で見ていました。
そこで「デジタルノマド」という言葉を目にするようになり、自分の周りにはいなくとも、実際にそういう暮らし方を実現している人がいるし、そういった働き方は不可能ではないと感じ、自分自身もそうなりたいという気持ちで、ここまで走ってきました。
── フリーランスになることについて、不安な気持ちはありませんでしたか?
怖さや不安はもちろんありました。でも、もし失敗したらまた新しく挑戦すればいいと思っていたので、できたことだと思います。
最初の頃は、本当に安い値段でしか仕事をすることができず、「これが本当に何かに繋がるのだろうか」と心配になったこともありました。でも、自分のやりたいことだったからなんとか頑張れましたね。
それと、まだポートフォリオも何もない頃、デザインを頼んでくれた友達がいたことも励みになりました。学校でしかデザインの経験がなく、デザイナーという自覚すらあまりできていない時に、私をデザイナーと認めてくれて、頼んでくれた友達には今でも感謝しています。
── これまで働いてきたなかで、最も成長できた経験を教えてください。
フリーランスとして働くことを通して「責任を持つ」と言うことを学ぶことができたと思っています。「自分しかいない」ということは自由ではありますが、裏を返せば失敗した時も自分の責任です。
この価値観は人によって違うとは思いますが、私は「誰かにやらされている」という感じがすると、やりたくないと思ってしまうタイプで。逆に自分だけしかいない、となると真剣に取り組もうと思えます。
── 働くうえで大切にしていることは?
トレンドも変わるし、ソフトも常に新しくなる。クライアントによって求められるスタイルも全然違います。
知らないことや、まだ経験のないことなどがたくさんあるので、色々なプロジェクトを通して常に自分から学ぶ姿勢でいることや、オープンマインドでいることが大切だと思っています。
あとは、私はデザイナーなので、自分と同じビジョンを持っているビジネスをデザインを通してサポートする、ということも大切にしています。
たとえば、私は自然が大好きなので、地球環境を少しでも良くする活動にデザインを通して貢献できたらと思っています。
── 何か自然に興味を持ったきっかけがあったのですか?
親がサーフィンをしていた関係で、小さい頃から海に行っていて、プラスチック問題などを身近に感じていました。中学生の時、学校の授業で豚の解剖があり、そのあと何年かベジタリアン(&ビーガン)になったこともあって、前から環境問題に興味がありました。
普段の生活でもプラスチックの消費を少なくすることや、モノを買うときはできるだけサスティナブルなオプションを選ぶ、長く使えるモノを選ぶなど、環境のことを配慮しています。
それと今までカナダに住んでいて引っ越しが多かったこともあり、できるだけモノを増やさず、シンプルでミニマルな暮らしも大切にしています。
── Sollective の取り組みを通して実現したいことは?
今はまだ、学生のうちに就活して、卒業したら会社に就職し、そこでずっと働くという選択肢が一般的だと思います。
ですが、どこかの会社で必ず正社員として働かなくてはならない、という概念を捨てて、自分の好きなことを、好きな時間に、好きな場所でできるフリーランスの道もあるということを視野に入れてもらえたらいいなと思っています。
もし、自分の望まない場所でも働かなくてはいけない、と思っている人がいたら、フリーランスという働き方も一度考えてみてもらいたいと思っています。
さらに、これから学校を卒業する人や、これから働きはじめる人にも伝えていきたいですね。
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