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フリーランスの案件獲得に効果的なプロフィールとは?採用のプロに聞くヒント

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フリーランス向けのマッチングプラットフォームに登録したのになかなか問い合わせがこない、たとえ連絡が来ても案件獲得につながらないと悩んでいませんか?

採用の仲介担当者(採用ファシリテーター)が最初に目にするのは、履歴書代わりのプロフィールです。たくさんのフリーランスがいるなか、「会って話を聞きたい」「ぜひ一緒に仕事がしたい」と思わせるプロフィールでないと、次のステップに進めない可能性があります。

そこで今回は、ハイスキルフリーランスに特化したプラットフォーム Sollective で多くのフリーランスと企業をつないできた採用ファシリテーターに、プロフィール作成のポイントを聞きました。選考で重視される項目や、企業がプロフィールのどこに注目しているのかを知り、よい出合いを実現しましょう。

採用のプロが注目するのはプロフィールの充実度、方向性、最新性

今はオンライン上でアカウントを作成して、プロフィールを登録するプラットフォームがほとんどです。名前、自己紹介文、職歴、学歴、スキルなどずらっと並ぶプロフィール項目で、採用ファシリテーターがまず目にするところは充実度、わかりやすさ、情報の新しさの3つです。それぞれ詳しく見ていきましょう。

①プロフィールがスカスカ?内容の充実度

パッと見て、空欄が多かったり1行しか書かれてなかったりと、プロフィールの項目が埋められていない場合、そもそも選考の土俵に上がれないかもしれません。

こうしたプロフィールは印象に残らないばかりか、案件の獲得に前向きでないイメージを持たれる可能性も。強みや魅力を最初にアピールできる場で、存在を認知されない、あるいは誤解されてしまうのは非常にもったいないと言えます。

②内容がプラットフォームの方向性と合っているか

複数のプラットフォームに登録している人は、プロフィールのテキストをすべてコピペで済ませていませんか?

もちろん、どこに掲載しても「自分のことを知ってもらう」というプロフィールの基本的な役割は変わりません。しかし、プラットフォームによって得意とする領域や業種、案件の傾向は異なります。たとえば、中長期的なプロジェクト案件が中心のプラットフォームで短期案件の実績が目立つように書くのは得策ではないでしょう。

そこでは、どんな案件がよく掲載されているのでしょうか。プラットフォームの傾向を押さえてたうえで、情報を取捨選択したり順番を入れ替えたりするなど、「読む人」のことを考えたうえで書くよう意識してみてください。

③自己紹介文をはじめ、情報は最新か

自己紹介文では、フリーランスとしてどんな業界で、どのような業務に取り組んでいるかなど、主に「できること」「やってきたこと」をアピールしている人がほとんどでしょう。

しかし、定期的に更新していないと、実態とのズレが生じてきます。記入時とは異なる業界に注力していたり、新たなスキルを身につけていたりしても、情報が古いままでは当然伝わりません。知らず知らずの間に、出会いのチャンスを逃すような状況は避けたいものです。

選ばれるフリーランスのプロフィール、作成のポイント

先にお伝えしたように、プロフィールはまず「埋める」ことが不可欠です。ここからは採用ファシリテーターと企業が重視する項目順に、内容を充実させるための書き方のコツをお伝えします。

職歴:「やったこと」は具体的に書き出す

採用ファシリテーターがフリーランスを探すとき、「真っ先に実績がわかる職歴をチェックする」といいます。

企業がフリーランスを採用する際は、「3か月で予算1,000万、新規顧客を5件開拓したい」「オウンドメディアで月間10万 PV 達成するための企画を立てたい」「EC の新規事業を立ち上げたい」など目指すゴールが明確にあります。従って、類似の事業で成果を出していたり、見合ったスキルを持っていたりするフリーランスが目に留まりやすいのです。

そのためプロフィールには、経験した業界や顧客の属性、さらにプロジェクトの実施期間や予算、関わった人数など、携わった業務の規模感がわかる情報を入れるとよいでしょう。たとえば、「予算3,000万円のプロジェクトで4人のマネジメント経験」と書かれていれば、採用ファシリテーターは「ならば、この1,000万のプロジェクトを任せられるかもしれない」といった具体的なイメージを描いて判断をすぐさま下せるため、その後のプロセスへスムーズに進めます。

また、業務内容もできるだけ具体化しましょう。一言でマーケティングや営業といっても、会社によって担う役割や仕事内容はさまざまです。「キャンペーンディレクター業務30%」「SNS 運用10%」など割合まで書いておけば、マッチング後に任せられる範囲を明確にイメージできます。

採用ファシリテーターによると、実績については「なるべく細かく、具体的に書いてある方がマッチングの精度は上がる」といいます。

とはいえ、読み手の視点に立つと、ボリュームのある内容を読み込むのはなかなか大変なところ。そこで下の記入例のように、箇条書きにする、項目立てするなど、読みやすさを意識して実績を細かく記しましょう。そうすることで「仕事を獲得するためのセルフマネジメントができる人」「読み手のことを考えられるコミュニケーション能力が高い人」という印象も残せます。

効果的なプロフィールの書き方事例。職種名、会社名、期間、業務内容、取引内容、主なプロジェクト、実績が箇条書きでまとまっている

自己紹介:「やりたいこと」も積極的に発信する

フリーランスなら誰しも、どのように成長していきたいかというビジョンや目標を多かれ少なかれ持っていると思います。自己紹介では自身の強みや専門性をしっかりアピールしつつ、チャレンジしたい領域や業界があればここで伝えるようにしましょう。

実績が乏しいからと臆せず、「これまでの経験を活かしてこの領域にチャレンジしたい」という思いが綴られていると、意欲が高く、向上心があると受け取られる可能性が高いです。

そして大切なのは、定期的な更新です。プロフィール、とくに自己紹介文は一度作成して終わりではありません。「できること」「やりたいこと」のアップデートは自身の振り返り作業にもなるので、大きなプロジェクトの終了後など折を見て更新するようにしましょう。

ポートフォリオ:クリエイターは実績やスキルを一目で伝えたい

デザイナーやライターなど、実績をイメージで見せられる人は積極的に公開しましょう。「何ができるか」が一目でわかるので採用担当者の理解も早く、実績やスキルに対する説得力も増します

ポートフォリオ機能がないプラットフォームを使う場合は、公開ページのリンクを貼る、すぐに送れるよう PDF に1枚でまとめておくなど、スムーズに見てもらえる工夫をしましょう。

ただし、案件によっては実績公開不可や、公開に条件のあるケースもあります。信用問題にもかかわるので、事前に取引先に相談しておくと安心です。それでも全体に公開することに不安や抵抗がある人は、Sollective のように登録者しか見られないプラットフォームを選ぶとより安心です。

ポートフォリオのイメージ例。左側にはスマホ画面上のアプリUI、右側上部には手書きのワイヤーフレーム、右側下部にはVOGUEなど雑誌の表示の画像

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SNS リンク:プロフィールを補う役割になるなら貼る

プロフィールに SNS へのリンクを貼ることが一般的になってきました。実際、SNS をプロモーションツールとして使っているフリーランスの人も多くいます。プロフィールだけでは伝えきれない実績や仕事への姿勢を見せるなど、個性を印象づける手段としては非常に有効です。

しかし、仕事とは関係のないプライベートな内容を発信している SNS へのリンクは慎重になるべきです。

投稿から「人となり」を垣間見ることができるため、内容によってはマイナスに働くケースもあり得ます。インターネット検索で容易く本人にたどり着く今、仕事の愚痴やプロジェクトの内情を本名で SNS に書き込むのは普段から避けるようにしましょう。

自分の個性を際立たせたいとはいえ、フリーランスはなんといっても信用が第一。安心して仕事を任せられる人かどうかを、採用ファシリテーターはしっかり見ています。

プロフィールの充実度が案件獲得の確率を上げる

会社員時代も含め、いくら素晴らしい実績とスキルを持っていても、効果的にアピールできなければ目に留めてもらえません。これを機にプロフィールを充実させ、自分の強みやスキル、実績をどんどんアピールしていきましょう。また、マッチしそうな案件に積極的に応募する姿勢も大切です。よく応募する人は採用ファシリテーターの印象に残りやすく、別案件でのマッチにつながる可能性もあります。

「プロフィールの書き方をもっと具体的に知りたい」という人は、同じプラットフォームに登録しているほかのフリーランスのプロフィールを参考にするのもおすすめです。特に同じ職種の人のものを、いくつかチェックしてみるといいでしょう。

Sollective のコミュニティには、メンバーに困りごとの相談が気軽にできる専用のコミュニケーションチャンネルがあります。自己紹介文へのアドバイスを募ったり、反応のよかった書き方などを教えてもらったり。同じ立場であるフリーランスの仲間たちからアイデアを得るのも、よいクライアント企業と出会う近道になるかもしれません。

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