【メンバー紹介】リードフロントエンドエンジニア Hugues Alexandre - 仕事の目的と働き方を大切にする Hugues が選んだ道とは
Sollective では、グローバルで多様なバックグラウンドを持つメンバー主導でフリーランスと企業の双方にとって役立つプラットフォームを提供しています。そんな私たちのことをもっと知ってもらうため、note で各メンバーの経歴や想い、取り組みについてお伝えしていきます。
今回は、Sollective のリードフロントエンドエンジニア Hugues(ウグ)にお話をしてもらいました。
Hugues の「Sollective プロフィール」を公開
まずは Hugues の Sollective プロフィールに沿って紹介していきたいと思います。
この画像は Sollective プロフィールページのメインビジュアルをそのまま公開しているのですが、メインビジュアルの情報に加えて、スキルや職歴などを確認することができます。
▶TOP SKILLS Hugues のトップスキル(最も得意とするスキル)から紹介していきます。
チームと個人、どちらのプロジェクトにおいても実績を積んできた彼は「フロントエンドの管理はもちろん、フロントエンドとバックエンド両方を担当するような仕事も柔軟に受けています。」と語ります。
特に React はもう5年以上使っており、IoT デバイス上のリアルタイム地図の作成をフロントエンド・バックエンドの両面から担当したり、イントラネット(組織内ネットワーク)や静的サイトを作ってきたそう。
また、Sollective に入ってから初めて TypeScript を本格的に触ったというHugues 。「チームに参加した当初、コードベースの一部はまだ未完成のままでした。TypeScript を勉強しながら多くのコードを書き直し、今ではプラットフォームはとても安定しています。この経験は、個人的にもとてもいい学びでした。」
積み上げたスキルを活かしつつ、新しいテクノロジーや経験から常に学び、自分のものとしていく Hugues 。それでは現在に至るまでの彼の経歴を見ていきましょう。
▶学歴・職歴 フランス・パリで生まれ、パリ北部の小さな町で子ども時代を過ごした Hugues は、10歳の頃からプログラマーへの興味を持ち始め、自分でゲームを作っていたそう。
自身の経歴について彼は「早い段階で故郷を出て、フランスの工学学校で勉強を始めました。その後、友人数人と一緒に開発会社を立ち上げましたが、その頃からすでに独立意欲がありましたね。ですが、独立するには経験がないと難しいと気づき、いろいろな会社を渡り歩いて実績を積みました。」と語ります。
そうして数年過ごした後、新しいことに挑戦したいと思った Hugues は日本へ。最初は1年間のつもりが、日本をとても気に入って、そのまま住むことに決めたそうです。
現在、来日してから6年以上、フリーランスとして独立してから3年以上になる Hugues は、Sollective のチームに加わってからも1年近く経ちます。
Hugues’ interview | フリーランスという働き方を通して、日本の採用環境を変えたい
ここからは、Sollective のプロフィールには載っていない Hugues のバックグラウンドや、Sollective のチームメンバーとしての想いなどについて迫っていきます。
働くうえで大切にしていることについて聞くと、「I want to break free … 」と、Queen の曲を歌い始める Hugues 。気さくでありながらも、今の日本の働き方に対して強い課題意識を持つ彼の姿が見えてきました。
—— 早くから独立心があったそうですが、そういった自律的な働き方はHuguesにとって大切だったのでしょうか。
そうですね。私にとって、自分でスケジュールを立てることができるような自律的で柔軟性のある働き方はとても大切で、他の何にも代えがたいです。
たとえば Sollective の仕事は、与えられた期限のなかでいつでも好きな時間に仕事ができます。こうした自分に裁量がある働き方は厳しいこともありますが、私にとっては、独立している実感を与えてくれるので、結果として効率的に仕事ができたり、幸福度を高めることにもつながっています。
—— 時間の使い方をコントロールできるのはフリーランスならでは、とも言えますね。その他にも大切にしていることはありますか?
自分の仕事から何か学びを見つけられることは大事です。たとえば新しいテクノロジーやライブラリを試すことは好きですね。学びがないと退屈してしまうので、それが自分自身をいつも新たな挑戦に向かわせる理由でもあります。自分の経験を他の人と共有したり、反対に他の人の経験から学んだりすることも大切にしています。
それと、共感できる目的のある企業やプロジェクトに参加することで、自分の仕事をインパクトのあるものにしたいと思っています。スタートアップや小規模の会社と一緒に働くことが比較的好きなのですが、それは自分の仕事がもたらすインパクトをダイレクトに感じることができるからでもあります。
—— これまで働いてきたなかで、最も思い出深い経験を教えてください。
フリーランスとしての最高の経験のひとつは、以前社員として働いていた会社とフリーランスとして別の契約を結んだ時です。
常に同じ会社のなかで社員として働いていると、自分の仕事の良し悪しを客観的に判断することが難しい時があります。解雇されるのはたぶん、取り返しのつかない大きなミスをした時だけでしょう。
一方フリーランスは、取引先企業に喜んでもらい、次も指名が来るように、最高の仕事をしようと日々戦っています。その結果、よりよい成果を生み出すことができるだけでなく、次の仕事のオファーを受けるという「フリーランスとしての喜び」を得ることもできる。それは、クライアント企業が自分との仕事を評価してくれたという証拠です。
今振り返ると、私もそれまでは自分自身や仕事を過小評価してきた部分がありましたが、次の仕事のオファーをいただいたことで、自分のスキルと能力に対して以前より自信がつきました。
—— フランスから日本へ仕事の拠点を移した Hugues の視点から考えて、日本の働き方はどうすればよりよいものになると思いますか?
日本企業は、海外で取り入れられているような多様な働き方に順応するのに長い時間がかかっていると思います。それは、実際に日本で働きたいと思う外国人にとっても複雑な環境だと思います。
—— 日本企業の持つ複雑な環境とは、具体的に言うとどういったことでしょうか。
多くの日本企業は、会社が必要とするスキルを持っているが一流の学校を出ていない応募者より、一流大学を卒業しているがスキルを持っていない応募者を採用し、入社後彼らに必要なスキルを学ばせる、という文化があると思います。
—— たしかに、新卒採用などは日本の独特な文化かもしれません。
会社に入ってから研修をしたからといって、その人がきちんとスキルを習得し、よい成果を出せるとは限りません。それでも自分を育ててくれた会社への恩を感じて、自分に合っていない会社でもそこに残ってしまう。結果的に双方にとって良くないことになってしまうケースもありますよね。
フリーランスを雇うことは、現在の採用環境が抱える問題点への解決策になりうると思うんです。フリーランスは今まで取り組んだプロジェクトで自分のスキルを保証することができるし、雇う側も、必要以上の投資をせずに本当に即戦力となる人材から結果を得ることができると確信できます。
—— 人生の中で大切にしているものを教えてください。
私たちそれぞれが自分の望む仕事をできることだと思います。そして、それが個人の心地のよいペースでできることだと思っています。
—— 「個人の心地のよいペース」とは?
たとえば、個人的なプロジェクトに取り組みたい時期には、他の仕事の時間を減らしたりと、バランスをとることが必要だと思います。反対に、今は目の前の仕事に集中したいから普段以上に時間を割こうという時や、東京の夏は暑すぎるから夜に集中して仕事がしたいという時にも(笑)、自分でコントロールできます。フリーランスという選択肢は、こういった個人のペースをつかむ手助けになるし、個性を活かす多様な働き方だからこそより成果が出せると思っています。
私自身、このような働き方ができていることは幸運なことですし、感謝しています。日本でフリーランスとして仕事を続けていくことは諸外国に比べてまだ難しいかもしれませんが、だからこそ、Sollective ならばフリーランスが働きやすい環境を整える手助けができるのではと思っています。
—— Sollective での自身の取り組みを通して、実現したいことは?
日本でフリーランスになることの難しさを自分自身よく知っていて。日本は素晴らしい国だと思ってますし、とても好きですが、労働条件に関してはまだまだ厳しい部分があります。Sollective を通して、フリーランスのコミュニティーを大きくすることだけでなく、様々なキャリアパスがあるということを広く示していきたい。
さらに会社にとっても、フリーランスを雇うことは怖いものではなく、むしろ利点が大きいということも伝えていきたいです。
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