フリーランスに向いているのはどんな人? 海外の調査結果から見えたこと
欧米では、次世代を中心にフリーランスになる人が増え続けています。
日本もその後を追うように、フリーランスや副業の働き方をはじめる人が増えている印象です。この流れは、新型コロナウイルスの影響によってますます加速していくと私たちは考えています。
ですが、フリーランスは誰でも簡単になれるものでもありません。メリットも大きいですが、同時に自分の人生や仕事に対して大きな責任がある働き方でもあります。
どのような人がフリーランスに向いているのか紹介していきます。
フリーランスを選ぶメリットとデメリット
コロナによるパンデミック以前から海外でのフリーランス人口は大きくなっていました。
Forbes の「ハイブリッドワークで正しいバランスをとる -フリーランスからの教訓」で紹介されている2017年の the Royal Society for Arts の研究によると、英国における自営業の「ギグ」ワーカーの数は110万人に達し、うち59%は、専門職・クリエイティブ・管理業務でした。
同記事では、フリーランスという働き方は、専門職がポストコロナ時代のビジネスに順応することで、さらに成長が予想されていることも伝えています。
では現在、フリーランスにはどんなメリットとデメリットがあるのでしょうか? 前述の記事では、フリーランスコンサルタントの仕事への満足度について以下のような調査結果が紹介されています。
実際、Sollective のユーザーインタビューで、「トップフリーランスにとってやりがいのある仕事は?」と聞いたところ、「企業が求めているものがあればその通りにできるけど、こういうアプローチもあります、と提案して聞いて頂けるとやりがいを感じる」といった回答もありました。
また、フリーランスという働き方を自ら選んだという事実自体も、満足度の高さを引き上げているようです。
ここまでフリーランスのメリットについて見てきましたが、デメリットはどうでしょうか。前述の記事ではこのようにもまとめられています。
日本でも、会社員が加入している「厚生年金」や「扶養家族の年金」などがフリーランスにはなかったり、病気や出産育児で仕事を休んだりすれば、その分の収入は減ってしまいます。上記で紹介されているような項目における満足度の低さは、どの国のフリーランスにも共通して言えることなのかもしれません。
フリーランスに向いている人とは?
フリーランスという働き方を自ら選び、その中で満足度高く生きる。そういった生き方に向いている人もいれば、向いていない人もいます。
Forbes の「あなたはフリーランスにふさわしい性格ですか?新しい調査結果が明らかに」では以下のような調査結果が紹介されています。
つまり、以下の傾向がある人ほどフリーランスに向いている、と言えるのかもしれません。
・慎重でひたむきである ・オープンマインドである ・感じがいい ・神経質でない ・外交的である
フリーランスの仕事は、万が一うまくいかなかったり、十分なクオリティだと思ってもらえなかったりすれば、次は呼ばれることがありません。そのことをフリーランスとして働く人たちは分かっているので、慎重さが大切なのかもしれません。
また、クライアント企業に自ら営業したり、新しい人脈を築いたりすることで仕事を獲得する必要があるので、人当たりがよく外交的な人ほど相性は良いと言えそうです。
裏を返せば、フリーランスは誰にでも向いているわけではないと言うことにもなります。同記事では性格以外にも、以下のような内容が紹介されています。
実際のところ、フリーランスの仕事では「自分が自分のボス」となります。予算管理も営業も、子育てとの両立も全てセルフマネジメントする必要があるのです。このすべてを分業せずにひとりでこなすということは、実はすごく難易度の高いことなのではないでしょうか。
フリーランスとしてのキャリアをスタートする時に、ある条件を満たしている人は成功しやすい傾向にある。そんなポイントを Sollective 代表の岩井エリカもまとめています。
・Play your strength 自分の専門分野でフリーランスとして活躍する ・Selfーbranding 自分のスキルと価値を明確にし、発信する ・Networking フリーランスの仲間とつながる、メンターを見つける ・Be picky (if you can) 目指しているフリーランスのキャリアにプラスになるプロジェクトやクライアントを選ぶ ・Never give up すぐにクライアントが見つからなくても諦めない
フリーランスは経済的保証や福利厚生など、会社に守られながら働くことはありません。しかしフリーランスを選んでいる人は、そのデメリットがあったとしてもフリーランスを選ぶ価値を見出している人たちなのです。
Sollective が関わっているフリーランスの多くの人が、このような価値観を持っており、私たちはそんな彼らの生き方を、少しでも応援できるサービスを作っていければと思っています。
* * *
Sollective は、「トップフリーランスの力でビジネスの可能性を広げる」をモットーに、やりがいと能力に見合った仕事を求める優秀なフリーランス・副業ワーカーと、多様化するビジネスの即戦力となるエキスパートを探している企業を直接つなぐプラットフォームです。もし、すこしでも興味を持っていただけたら、ぜひ登録いただけると嬉しいです。
■フリーランス・副業ワーカーの方の登録はこちら ■企業採用担当者の方のご案内はこちら